CALICO展から
今回私達が注目している
素材について紹介したいと思います。
モスリンDと呼ばれる
アーバンチャルカで織り上げられた
ごくごく細番手のカディコットン。
肌触りは柔らかく、うっすらと光を通し、
細番手のカディの中でもひときわ繊細で
静かな美しさのある布。
ここ最近の猛暑は何を着たらよいものか
どう過ごしたらいいのか悩みはつきませんが
この素材を見たときに薄手で軽やかで
夏に着たら心地いいだろうなと想像しました。
こちらは紅茶染めのもの
続いてカラコットンと呼ばれる
カッチ地方の在来種(オーガニック)コットン。
綿そのものの生成色とシボのある
ガーゼのようにやわらかな質感が特徴です。
シボがあることで肌にはりつかず
サラサラとした風通しのよい生地。
インドの布というとプリントや染めなどの
華やかな技法に目が行きがちですが
手紡ぎ手織りの質感が一番いきるのは
こういったシンプルな色や素材感のものだと
私達は考えています。
カディコットンの衣類は一度着ると
その心地よさに季節を問わず袖を通したくなるほど。
会期中はサイズも豊富に揃っていますので
是非店頭でご覧いただけたらと思います。