CALICO – TEXTILE AND WARDROBE – 2 カディという素材

2025.04.25  by hase

CALICO展から
今回私達が注目している
素材について紹介したいと思います。

モスリンDと呼ばれる
アーバンチャルカで織り上げられた
ごくごく細番手のカディコットン。

肌触りは柔らかく、うっすらと光を通し、
細番手のカディの中でもひときわ繊細で
静かな美しさのある布。

ここ最近の猛暑は何を着たらよいものか
どう過ごしたらいいのか悩みはつきませんが
この素材を見たときに薄手で軽やかで
夏に着たら心地いいだろうなと想像しました。



こちらは紅茶染めのもの

続いてカラコットンと呼ばれる
カッチ地方の在来種(オーガニック)コットン。

綿そのものの生成色とシボのある
ガーゼのようにやわらかな質感が特徴です。
シボがあることで肌にはりつかず
サラサラとした風通しのよい生地。


インドの布というとプリントや染めなどの
華やかな技法に目が行きがちですが
手紡ぎ手織りの質感が一番いきるのは
こういったシンプルな色や素材感のものだと
私達は考えています。

カディコットンの衣類は一度着ると
その心地よさに季節を問わず袖を通したくなるほど。
会期中はサイズも豊富に揃っていますので
是非店頭でご覧いただけたらと思います。

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