baci books 心に残る画集

2021.07.07  by fumi

今日は、久々に画集の紹介です。
2016年より東京を拠点に活動を開始したブックレーベルBaci/バーチから届いた二つの画集。
林青那さんの”KUROMONO” 、今井麗さんの”gathering”を紹介します。
Baciは個人的にも注目していた小さな本のレーベルです。
製本や印刷など、本という作品を工藝的とも感じられる作り方、伝え方をされていることに
とても興味をもって、取り扱いをはじめました。

林青那 ”KUROMONO”

布張りの装丁に箔押しされたタイトルや
林さんの特徴的な黒を再現するような独特の深い黒色。
絵そのもののよさがリアルに感じられ
画集に触れる、ということへの喜びを感じさせてくれる一冊です。

林青那さんの絵は、無作為な中から生まれる
自然で大胆な線が魅力だと感じています。

その線を活かす、たっぷりとした大きさの画集は
頁をめくるごとに、その線のダイナミックさに引き込まれます。

今井麗 “gathering”

今井さんの絵は、少ないタッチで描かれた中に
生活の光や匂いまで感じられるような佇まいが
くっきりと残されているところが魅力だと感じています。
真っ直ぐ素直な目で描かれたものが
心に光を注ぎます。

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