店内はしばらく常設作品の紹介です。
その中から新着で熊本県荒尾市の小代焼ふもと窯から器が届きました。3年半ぶりの紹介です。
先月訪問をして改めて感じたのは、
とても合理的かつポジティブに仕事に向き合っている姿。
機械の助けを借りながら、手で行う仕事も大切にしているという尚之さんの言葉も
合理的かつ持続できるやり方を考えておられるのだなと感心していました。



2代目窯主 井上尚之さんと、最近加入した3代目の亮我さんをはじめ
数名の職人で仕事をされています。
窯焚き前の忙しい時期ということで、以前ふもと窯で働いておられた方
新しく入った職人さんなどより、賑やかで活気のある仕事場となっていました。
上の象嵌の器と下の飯碗は、亮我さんの仕事。
形や線に、瑞々しさを雰囲気を湛えています。
伸び代が感じられる仕事で、これからも注目したいと感じました。

他にも今回は資料館の下にある売店でふもと窯の仕事を支えておられる尚之さんのお姉さんから
尚之さんの仕事について、亮我さんのことについてなどあれこれ伺いました。
急須の柄は、小さい手の女性でもひょいっと
片手で使えるような意匠に
心配りを感じます。

このお茶漬け碗には見込みに茶溜まりを見つけました。
尚之さんの遊び心を感じます。

今回は、窯焚きの前に伺ったこともあり
たくさんの仕事ではありませんが
静かな白中心で、こちらの方は好きなものが
あると感じていて、いろいろ分けてもらいました。
汲み出しや小鉢など、これからの季節のちょっとした贈り物や
買い足しにおすすめです。 ぜひ店頭でご覧ください。















