
桑原哲夫・佐藤佳成 二人展
“ひといき” 8月9日(土)-17(日)
※会期中13日(水)休
作家在展日 桑原哲夫 9日(土)
初日9日は店頭で紹介している
童仙房のほうじ茶の振る舞いをしたいと思います。
急須や土瓶の注口のキレなども
お確かめになりつつお楽しみください。
profile
桑原哲夫 神奈川県二宮町生まれ
国際基督教大学教養学部理学科卒 太田慶三氏に師事
1994年笠間市に築窯・独立、2021年に工房移転
佐藤佳成 埼玉生まれ神奈川育ち
北海道オホーツク地方の置戸町に移住し
木工技術を学び、2001年より独立 現在に至る
[展示によせて]
今回は、特に主題を決めておらず、
お茶やコーヒーまわりのものをと思い企画をしました。
そんな時に、この暑さと目まぐるしく変わる天気…
そんななかで深呼吸をするような、生活の句点になるような
時間を見直すきっかけになればと思い、
この企画は「ひといき」にしようと思いました。
今展で紹介するのは、桑原哲夫さんと佐藤佳成さん。
茨城の笠間と北海道の置戸。土と木。素材も技法も異なる二人ですが
それぞれ、実直で端正な仕事が特徴です。
哲夫さんの仕事は、様々触れて来ましたが
飽きの来ない、造形の美しさがあります。
特に急須やポット、土瓶には強くそれを感じます。
以前は粉引や炭化の仕事もされていましたが近年は磁器中心の仕事になり
白の中に淡く差す色味や、形の輪郭はより研ぎ澄まされるような
美しい仕事です。
—
佳成さんの作品は、当店では約10年ぶりの紹介になります。
当時はコーヒーメジャーやボウル類など、小さな器が中心でしたが
今回のDM用作品が届いた時に触れた感じたのは、造形的にはそういった仕事もありながら
仕上げや素材の使い方など、より自然に寄り添った形に
変化したことを感じました。
北海道・置戸町で制作を続ける佐藤佳成さんは
工業デザイナー 秋岡芳夫さんの提唱した
地域に育つアテ材と呼ばれる薪やチップとして利用されていた針葉樹を
暮らしの道具へと生かす取り組みに関わってこられました。
独立して20年が過ぎ、日々触れる様々な材料をアイディアとインスピレーションで
より楽しく、余すところなく使おうという意識が生まれてきたそうです。
材料の癖や、そのものある姿を受け入れるよう意匠に取り込んだり
割れがあり使われなくなった材料には鎹を打ち込んだり。
一つ一つの違いあるものに、寄り添ったような仕事をされています。
そうした姿勢は、今回届いた作品のかたちにも
美しく表出しています。
—
それぞれ、変わったことと、変わらないこと。
それぞれの今が感じられる会になると思います。
会期初日の8月9日(土)には桑原哲夫さんが在廊予定です。
暑い日になると思いますので、桑原さんの土瓶やカップを使い
当店で紹介している童仙房のお茶を振る舞います。
強い癖のない取り入れやすいほうじ茶です。
暑い盛りですが、ひといきつきに。
どうぞお出かけください。
平盆 鎹で継いだもの

コーヒーメジャー


匙いろいろ
土瓶と茶托、豆皿
リムプレート
盆と急須・くみ出し


集いの器と名付けられた仕事。


桑原哲夫・佐藤佳成 二人展
“ひといき” 8月9日(土)-17(日)
※会期中13日(水)休
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