絲室 やわらかく おだやかに 1日目

2021.09.23  by hase

今日から絲室
やわらかく おだやかに
はじまりました。

絲室は、磯部祥子さんが
インドで出会った生地の質感に合わせて
感覚のままに布をつなぎ合わせ
ひとつの作品に仕立てています。

ここ数年は行けていないようですが
実際にインドを旅して自分の目で生地を選び
その土地で感じたことを作品に落とし込んで
ものづくりをしています。

私が絲室に惹かれたのは
パッチワークの仕事をする方は沢山いますが
素材にカディを選んでいたことや
作品の持つ柔らかな雰囲気がよいなと思ったからです。

良い意味で強い主張がなく
自然に誰かのものとして生活の中に自然に馴染み
包み込むような存在になってくれるものだと感じています。

会期中は、こちらでも少しずつご紹介していきますので
ご都合のよいタイミングで、ゆっくりとお越しいただけたら嬉しいです。

今日はバッグとストールを
ご紹介します。

バッグは大きめの斜め掛けバッグと
肩掛けバッグの2種類。

生地の質感やパッチワークは
それぞれに違います。


今回届いた中でまず目を奪われたのが
太いピッチのコーデュロイのような生地のバッグ。

生地もしっかりとした厚地で
あたたかみのある白。

これからの装いにもしっくりくるようなもの。



そしてこちらも冬の装いに+したくなる
キルティングのようなふかふかのバッグ。


カディコットンの質感が伝わってくるもの
手紬手織りの布だからこそのネップや糸の太さの違い。
インドのゆったりとしたリズムが伝わってくるような布です。

リネンのような風合いのくたっとしたもの。

ふかふかしたキルティングのようなもの

大きめのショルダーバッグは
体に沿うような形をしています。

パッチワークのストール

ふかふかと軽く、カディの肌触りがやさしい
包み込まれるかのような使い心地です。

真っ白ではなく、素材そのものの色をしたカディは
あたたかみのある空気感で、寒い季節の装いにもしっくり馴染みます。

両面に細かなパッチワークが施してあり
なかなか目にすることがないようなものです。

自分の中の特別なもの。
持っている、使っている、触れていることで
心が豊かになり満たされていくようなもの。

そういうものを少しずつ選んで
長く使って、自分の一部になっていくのを
楽しみながら使ってもらえるような
出会いが誰かにあったらいいなと思います。

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