宮崎・日之影町 わら細工たくぼから

2021.11.22  by fumi

今年も宮崎県日之影町のわら細工たくぼから
藁細工が届いています。
日之影町は、隣接する高千穂町とともに高千穂郷として”神話の里”とも呼ばれた
昔から注連縄の制作が盛んな地域でした。

わら細工たくぼはその日之影町で親子三代にわたり藁細工の制作を続け
現在は三代目の甲斐陽一郎さんを中心に家族やスタッフとともに
稲藁作りから制作まで、一貫して行っています。

今夜はそれぞれのわら細工を
作者の言葉を交えて紹介します。

祝鶴
夫婦で一生連れ添う鶴は「仲良きこと」の象徴として
そして長寿の象徴として大切にされています。

祝亀
長寿や継続を象徴する縁起物。
藁の中で一番美しい部分のみを使って制作しています。

左:縁(えにし)
人との繋がりに感謝した飾り物。
総角(あげまき)結びを藁縄で表現しています。
右:縁結び
良縁を願う願掛け飾り。

祝酉
昔から神の使いと言われ大切にされてきたトリの飾り物。

祝結・小
家内安全を願う縁起物。左縄と右縄、二本の縄で
しっかり結びつく様を表現しています。

当店で紹介しているものは通年でも飾ることができる
いわゆる縁起ものです。経年の変化で稲藁は緑からきつね色に
かわってゆきます。

それぞれのわら細工も自然のものですので、毎年少しずつ違うのですが
稲藁の青々しさや稲穂の幻想的な雰囲気が見ていて飽きません。
数が少なくなってきたものもありますので
ご希望のものがありましたら店頭でご覧ください。

※オンラインショップには準備が出来次第の掲載とさせていただきます。

 

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