東北 工藝の旅 から 秋田のイタヤカエデとくるみのかご 受け継がれゆく仕事

2021.07.07  by fumi

東北 工藝の旅 引き続き紹介していきます。
今日は秋田県角館市から、イタヤカエデとくるみの仕事を紹介します。
高齢のご夫婦とその姪の3人で工房を切り盛りされていて
いつも和やかな雰囲気で制作をされているのが印象深いです。

今回は大阪の催事にあわせて様々なものをお願いしていたのですがその中から
継続して分けていただいたものを紹介します。
こちらはイタヤの馬っこ。縁起ものです。
小さなサイズは財布に入るような小さなサイズです。
コースターと星耕硝子のロックグラスと。
卓上の物入れ。
壁掛け花入。物入れとしても良い大きさです。
枝を彫り込んだ、束きつね。
こちらは持ち手と縁編みが山ぶどうで作られたくるみの手提げ。
小ぶりなものを今回はサイズを指定して作ってもらいました。
大きいものは存在感があってそれはそれで良いのですが
普段の手提げよりもマチが狭めで、気軽に使いやすいものをお願いしました。
くるみの一枚皮の花入れ。瓶や陶器を中にいれて使います。
壁掛けの道具入れとしても。
樹皮の色やふしがあったりと、それぞれ生育した環境で違います。
こちらは角物入れ。今回は手つきと手無しのものをお願いしました。
幅広のひごを使い、木肌が味わいのあって、お好きな方も多いものです。

オンラインショップでも紹介していますので
よろしければご覧ください→こちら

◎緊急企画 “東北 工藝の旅”
7月1日(木)-7月12日(月)※会期中7月6日(火)休
6月30日から7月5日までの日程で大阪の百貨店うめだ阪急で開催される予定だった催事
“民藝と暮らす”は昨今の状況のため、今年も開催が中止となりました。
コロナウイルスが蔓延し、なかなか思うように身動きも取れない中東北各地の作り手や
協力してくださった方とやりとりを重ね準備を進めてきました。
残念な気持ちもありますが、とにかく前を向き日々を進めていくために
“民藝~”で紹介予定だった東北の作り手の作品・製品の一部を集めて紹介いたします。
それぞれの作り手とのやりとりの過程は
東北における民藝・工藝の現在地を知るための旅のようだなと感じ
企画名を”東北 工藝の旅”と名付けました。
それぞれ、これから夏に向けて家で外で活躍するものを揃えました。
よろしければ暮らしのなかでご活用下さい。

店頭での会期終了後、個人の作り手を中心としたものを
オンラインでも紹介できるようにいたします。

出展
三温窯/中嶋窯/五十嵐元次
小笠原鋳造所
橋本晶子/市川里美/大西麻理
平岡正弘(6日から)
青森の根曲竹細工とあけび細工/秋田のイタヤ細工/岩手の真竹のかご・ざる

ほか、安比塗漆器工房や星耕硝子の常設品など交えて紹介する予定です。
特設のinstagramでもこれから紹介してまいります→こちら

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