[展示予告] CALICO “TEXTILE AND WARDROBE” 11月13日-23日

2021.11.04  by fumi

CALICO
“textile and wardrobe”
11月13日(土)-23日(火・祝)

次回の展示は
インドの手仕事布を使った
日用の衣類や暮らしまわりの
布をご紹介します。

インドと聞いて私達が想像するような
色使いやデザインというよりも
日本の暮らしに沿ったシンプルで
日常使い出来るようなもの。

ときには、心をぐっと掴まれる
あたたかな人の手を感じるもの。

今回はより日々に近いようなものを
私達の目で選んでご紹介していきたいと
考えています。







CALICOについて(ホームページより引用)

17、18世紀の欧州や日本でもてはやされた軽くて心地のよいインドの手織り綿布“calico”。
calicoが渡り拡まる前の日本人の多くは、麻や絹を纒うしかなかった。
calicoと同じような素晴らしい布を、機械でつくりたいという人々の思いが、
後に欧州と世界に紡績機の発明、ひいては産業革命をもたらした。
それは私たち人類の多くが、あり余るものに囲まれて都会で暮らすことを余儀なくされる大きな転換点となった。

そうした時代の到来を経た今も尚、多くのインドの村々では、昔ながらの「布の時間」が流れている。
村の心拍のような布の営みは、今も鮮やかに奏でられ、利便性や画一性とは違う、豊かな個性をもったいのちの皮膜として育まれる。

CALICO /キヤリコは、現地の職人たちと共に、インドの村々で営まれてきた昔ながらの手法にこだわり、
カディ(手紡ぎ・手織り綿布)やジャムダニ、カンタ、アジュラック染、原種コットンや羊毛の織りなどの手仕事の布を、
現代の伝統として手がけ、未来に伝える活動である。

そしてそのような手触りの悦びを失って久しい私たちの日常に、豊かな布や衣服の文化を取り戻し、
未来に繋がる新しい布世界を創ろうとする祈りの名である。

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