弘前のあけびかご から 古くて 新しいかたち

2021.10.12  by fumi

展示 “弘前のあけびかご”では
編み手の今まで培ってきた技術から生まれた定番のもの
イマジネーションからうまれた楽しいかたちなど、様々なかごを様々紹介しています。
その会のなかで、近年は毎年ひとつ、新しい取り組みを行っています。
今年はこのような形のかごをふたつ、届けてくれました。
ボストンバッグ型手提げ・S・すかし編み
羽のような傾斜がついた手提げ。
編み込んだヌメ革の紐を留め金にかけて閉じるようにしています。
二本の革紐を引いて上に持ち上げると、蓋が開けられるようなデザインです。

ボストンバッグ型手提げ・M・たすき編み
こちらは私物で15年くらい前に手にした
今はもう作られていないあけびのかごを再現していただいたもの。
細やかな部分のあしらいは編み手の方らしい装飾があり、しっかりとしていて
そして、優しい印象になりました。
かごとの調和を考えて、ゴムや金物ではなく、ポシェットと同じような革紐を使いました。
こちらもヌメ革の革紐を使った留め紐をスタッフと考えてつけました。
二本の紐を引っ張り持ち上げるとはずれるという機構が簡素でありつつちょうど良い感じ。
もちろんどちらのかごも留め紐なしでもお使いになれます。
弘前のあけびかご
10月17日(日)まで。

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