Lithuania Diary 3

2024.05.28  by fumi

今日はLithuania Diaryで紹介している
二人の陶器の作り手を紹介します。
ヴィガンタスさんとルータさん、それぞれリトアニアの陶土で
土地に根差しした自身の表現をされています。

永年彼の地に出向き作り手に接している松田沙織さんの言葉も添えて紹介してまいります。

◎ヴィガンタス・ヴァサイティス
首都ヴィリニュスで陶芸の教育と作陶を手がけるヴィガンタスさん。
伝統的な陶芸の技術を広めるために工房兼ギャラリー「クラフトギルド」の創設メンバーとして活動しています。
屈強な体つきに優しい表情の彼がつくる陶器は、精密さと大らかさを合わせ持った不思議な魅力があります。







赤土を黒く染めた地に生成のドットが立体的に施された水差しや器は、日本の暮らしの色彩にもよく合います。
リトアニアで16世紀頃から玩具として作られてきた鳥笛も、ヴィガンタスさんの手にかかると水玉模様に。とぼけた表情の小さな存在は、暮らしの中にほっとする場所をつくってくれます。
梟や鳩などの笛は常設でも紹介しているベストセラー。




◎ルータ・インドラシューテ
リトアニア、ヴィリニュス生まれ。現在は、自然豊かな南部のズーキヤ地方
メルキネの森の中で住居兼工房を構え、制作を続けている。リトアニアの民芸のアーティスト連盟のメンバー。
国内はもちろん、ポーランドやイタリア、スウェーデンなど各国での展覧会にも出展している。

ルータさんの作品には彼の地の動植物が生き生きと、可愛らしく表現されています。
上絵の鮮やかな色を好まれるのは北の地の習性なのかなと思いながら
作品に触れています。











以下はのどかな雰囲気もある動物の笛。ひとつとして同じものがないのも
ルータさんの作品の特徴。




Lithuania diary 
6月2日(日)まで

明日29日(水)は店舗営業を行います。
また会期中は19時まで営業時間を延長していますので
お仕事帰りなどにお立ち寄りください。

RELATED